ウチの子供は今受験生で、来年の大学入学共通テストを受験します。
志望校は基本的に国立大学一本です。
学費が安いですからね。
ただ、国立大学だけの受験となると、受験機会は限られます。
前期・中期・後期の3回です。
第一志望はもちろん前期受験。
前期で失敗(したくはありませんが)したときに第二志望、第三志望のために中期・後期の学校を選んでおく必要があります。
ですが、なによりも第一志望に合格することが最優先。
そんなことを考えたときに、大学入学共通テストの次の真剣勝負がいきなり第一志望というのは危険な感じがします。
いわゆる「受験慣れ」する必要があると思うんです。
あるいは「すべり止め」の確保をしておきたいところです。
ではどうするか?
私立大学の「共通テスト利用入試」「共通テスト併用入試」の受験です。
共通テスト利用入試は、1月に行われる共通テストの結果のみで合否を判定してくれる制度、共通テスト併用入試は共通テストの結果を踏まえたうえで大学独自試験(二次試験)を受験する方法です。
共通テスト利用入試は大学現地まで出かける必要がありません。とにかく出願して受験料だけ払っておけば、共通テストの結果だけで合否が決まりますからお手軽と言えばお手軽です。
すべり止めの確保にはもってこいです。
共通テスト併用入試は大学ごとに受験が必要となります。
ですが、中には全国複数個所で入試を実施してくれる大学がいくつもありますからこれもまた本番慣れするためにはいいですね。旅費の節約にもなります。
すでにいくつもの大学が来年度の受験要綱を発表していますからチェックしておいて損はありません。
「共通テスト利用入試」「共通テスト併用入試」については大学入試パスナビなどでも調べることができます。
肝心の学費ですが、私立大学は当然国立大学よりも高額になります。
工学部の場合、国立大学なら約53万円。
ところが私立大学になると120万円~160万円。
ちょっと払えそうにありません。
ですが、大学によりますけど年額50万円ぐらいの予約型奨学金(給付型)を申し込めるところもあります。
中には上位200名ぐらいまでは入学金・学費相当をすべて給付してくれる予約型奨学金をもつ大学もあります。
あまり宣伝してしまうと我が子のライバルが増えてしまうかもしれませんから、ちょっと複雑ですが。(笑)
これまでも頑張って学費の貯金にいそしんできましたが、
我が子の進路は理系なので、恐らく大学院進学まで行くだろうと考えると6年分の学費と生活費が必要です。
国立大学進学したとしても1000万円~1200万円。
首都圏ならもっと生活費がかかります。
もうすぐ定年を迎える私としては、ほぼ全財産が消え去ることになりそうです。
私立大学に進学したら、プラスで年80~100万円。
4年でも400万円プラスということになります。
予約型奨学金を活用できれば、プラス200万円ぐらいで済むかもしれません。
また、私立大学に進学したら大学院はあきらめてもらって4年で卒業してくれれば2年分の生活費も浮きます。
そうすれば国立大学6年通うのとトントンになるかもしれません。
え?6年行きたいって言われたらどうするかって?
その時はさすがに我が子自身で貸与型奨学金(学生ローン)を組んでもらうしかありませんね。
こどもに借金させるのは本意ではありませんが、私たち夫婦も生きていかなければなりません。
我が子には覚悟してもらいましょう。
そもそも、国立大学に合格すればいいんですよ。
前期受験で受かりそうなところを受験すればいいんです。
よほど大学や学部にこだわりがない限り、無理なチャレンジをする必要はないでしょう。
と思うのは親の勝手なのかもしれませんねぇ。
ゴメンね、こんな親で。
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