大学受験するにあたっては、
細かいところをいきなり調べる前に
大きく受験全体のことを知っておく必要があります。
受験人口
日本は少子高齢化といわれ始めて久しいですが、
大学受験においてもその傾向は大きな影響があります。
18歳人口 | 大学進学率 | 大学入学者数 | ||
1998年度 | 162万人 | 36.4% | 59万人 | |
2013年度 | 124万人 | 49.9% | 61万4千人 | |
2021年度 | 115万人 | 54.4% | 62万5千人 | |
2022年度 | 113万人 | ? | 60万人? |
2020年度入試の受験者数は約65万人。
2021年度は62万人です。
さらに2022年度は約2万人減少の60万人程度になる
ともいわれています。
大学入試センターの受験者数統計でも、
大学入学共通テスト受験者は
平成30年度をピークに減少傾向です。
平成2年度 | 40万8千人 |
平成20年度 | 50万4千人 |
平成30年度 | 55万4千人 |
平成31年度 | 54万6千人 |
令和2年度 | 52万7千人 |
大学進学率は伸びているのに受験者数が減っている
ということは、
いかに受験対象年齢(18歳~)の人口が減っているか
ということがわかります。
大学は入りやすくなったのか
じゃあ、大学って以前より入りやすくなってるじゃん!
と喜ぶ人もいるかもしれませんが、
結局それは一部のFラン(Fランク)大学が定員割れするだけで、
人気の難関大学に人が集まることは変わりません。
むしろ難関大学は、より難しくなる傾向にあります。
なので、全国の大学では、減少しつつある受験生から、
学生数を確保するためにいろいろな改革を行っています。
国際色豊かな学部を新設したり、
分離融合型の学部を新設したり、
多くの大学で特色ある学部の新設・改組が行われ、
独自色を出すために必死です。
理系人気やAI進歩の影響でしょうか、
特にデータサイエンスを扱う学部は人気が高まっています。
傾向としては、
長引く新型コロナウイルスの影響で地元志向が高まっているようで、
地方国公立大の人気があがっています。
私立大の受験でも、
以前は1人で数校・数学部も受験していたのが、
コロナの影響で都市部の受験校数を減らす傾向にあります。
また、学校推薦型選抜や総合型選抜で
早期合格を目指す安全志向も高まっています。
長引くコロナの影響などもあり景気の悪化が止まりません。
そのため、少しでも就職に有利な資格系人気が高まっています。
工学系では、特に情報・通信系の人気が高く、
文系の国際系・観光系は人気が下がってきているようです。
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