先日一人暮らしの老母宅に訪問した時に、ピカピカの空気清浄機が部屋に置いてありました。
「新しいの買ったの?」
と聞いたらレンタルとのこと。
肺の疾患のある高齢者なら空気清浄機が必要だろうとは思いましたが、
「レンタルって買うよりコストが高いんじゃないの?」
と思ったので空気清浄機について調べてみました。
快適な室内環境を実現する空気清浄機
空気清浄機はいまや日常生活の必需品です。
空気清浄機は
- ホコリやダニを防ぐのでお部屋がきれい
- 花粉・PM2.5なども取り除くので花粉症やハウスダストなどアレルギーで悩んでいる人にはありがたい
- 生活臭、タバコの臭い、ペットのにおいを取り除くので来客があっても平気
- インフルエンザやコロナなど雑菌浮遊を清浄するフィルター機能が付いているものも
などのメリットがあります。
イオン発生装置付きがおススメ
さらに空気清浄機の中でもシャープのプラズマクラスターやダイキンのストリーマなど
イオンを発生する装置は
- 空気中に浮遊するカビなどを除菌する
- 浮遊するウィルスや菌の作用を抑える
- のどや鼻、肌の乾燥防止(インフルエンザなどの防止につながる)
- 付着したカビ菌やウィルスの増殖を抑える
- タバコの付着臭を分解・除去、原因菌を除菌
- 静電気を抑える
などの効果があるといわれています。
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実は一人暮らし家庭にも空気清浄機は向いていて、
昼間家にいないことが多い一人暮らしの部屋は空気もこもりがちになります。
防犯上窓を開けにくいというケースもあります。
そんな時は空気清浄機を1台設置しておけば、快適な生活を手に入ります。
ところが、空気清浄機の維持管理には意外な手間がかかるんです。
空気清浄機の維持管理
空気清浄機は匂いや汚れが付着したり、雑菌が繁殖したりしやすいんです。2週間に1回程度の掃除をするのがいいとされていますが、これをさぼってしまうと
- 空気清浄機の機能が低下する
- 部屋にカビのにおいをバラまいてしまう
加湿機能の付いたタイプになると
- タンクの水が劣化してカビが生えやすくなる
- 加湿フィルターやタンクにカルキが固まって取れにくくなる
など、結構めんどうな事になります。
空気清浄機の掃除はめんどくさい
空気清浄機を掃除するときにはなんといっても「フィルター清掃」が基本。
フィルターにはいくつかの種類があります。
- プレフィルター(髪の毛など大きい汚れを吸い込む)
- 集塵フィルター(いくつかのフィルターを通り、最終的に汚れを吸い込む)
破れやすいので力の強い掃除機で吸うのはNG
- 脱臭フィルター(タバコの煙や油煙を脱臭する)
水洗い厳禁です
- 加湿フィルター(給水口に近く水の雑菌が繁殖しやすい)
このほかにも忘れずに掃除したいのがセンサー部分です。
基本は掃除機でフィルターのホコリを取るのですが、集塵フィルターについては破れやすいので気を付けて吸い込みパワーを弱めて掃除してください。
フィルターの網に詰まったホコリは、掃除機で吸ってもなかなか落ちない場合があります。
その時は、手っ取り早く中性洗剤でつけ置き洗いしてしまうのが1番簡単な方法です。
一番やっかいなのは加湿機能付き空気清浄機です。
さきほど書いた通り
- タンクの水が劣化してカビが生えやすくなる
- 加湿フィルターやタンクにカルキが固まって取れにくくなる
わけですが、加湿フィルターやタンクについたカルキやカビは落としにくいだけでなく、独特のにおいがついています。
いずれも、カビキラーを使ってつけ置き洗いするのが一番オススメです。
フィルターであれば2時間、タンクであれば3時間ほどつけ置き、歯ブラシなどでカビの部分をこすっていきます。また、洗ったあとは、しっかりと乾かさないとまたカビが生えてしまう原因になるので注意してください。
フィルターの臭いについてはまた別の対応があります。
匂いの原因はカビや雑菌が発生してしまっている事なので、しつこい場合はクエン酸を使います。
水100mlにクエン酸2杯を入れた水をぞうきんにつけ、軽くトントンするように汚れを落としていきます。
この場合も、しっかりと乾燥させてから運転再開しないとカビが生えてしまう原因になるので注意してください。
いやー、いろんな方法がありますが、実際やるとなると結構めんどくさい。
特に高齢者や日頃忙しい人には掃除する気も起きなくなってもおかしくない。
こうなるといっそのことレンタルで済ませたほうが楽なんじゃないかと思ってしまいますよね?
空気清浄機をレンタルする方法もある
ボクも最近まで知らなかったんですが、空気清浄機をレンタルするサービスがあるんです。
レンタルってなんだということなんですが、
- 全て新品がレンタル
- 費用は初回だけの登録手続き手数料と月々のレンタル費だけ
- フィルター交換、本体交換、メンテナンスに関わる部品交換、送料は一切無料
(返品などこっちから送る送料は有料)
- 電話一本連絡でOK、手間がかからず簡単
- 購入とは違って保証期間を気にする必要なし
- 故障したり、使用に支障をきたす汚損には新品と交換無料
(但し落下や分解・水没などによる客都合による故障は例外)
- 交換用フィルターが自動的に送られてくるので、交換忘れがない
- レンタルの中止、解約の場合も電話一本
- 使い続ければ定期的に本体自体も無料交換
15畳用の加湿空気清浄機を買ったら4万から11万で中心価格帯が4万円ぐらいのようです。
(価格.com調べ)
うちも何回か加湿空気清浄機を買いましたが、メンテナンスは面倒だわカビ臭くなるわで
結局3~4年でいずれも廃棄処分してしまいました。
ちなみにダスキンの場合、
【おためし】4週間おためし料金:1,353円(税込)
【初回】脱臭フィルター+集塵フィルター
4週間標準レンタル料金:4,510円(税抜4,100円)
【2回目以降】脱臭フィルター+本体メンテナンス含む
4週間標準レンタル料金:1,650円(税抜1,500円)
ということで
レンタル料金が月約2,000円以下なので1年で24,000円。2年で48,000円として、
フィルター清掃などのメンテナンスの手間を考えたら、買うよりもトータルでのメリットは大きいと思います。
まとめ
こんな人はレンタルをしたほうが得です。
- 空気清浄機を初期費用少なく今すぐ使いたい
- フィルター交換忘れ、メンテ故障対応が面倒
- 高齢者、一人暮らしなど日常のメンテナンスが面倒
- 単身赴任や大学の一人暮らしなど、長期に住むつもりがない
このほかにも家電製品をすてるのも面倒くさかったりします。
レンタルなら解約して引き取ってもらえるので安心です。
うちの老母は一人暮らしですからレンタルはもってこいというわけです。
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