コロナがまた感染拡大の兆候を見せ始めています。
コロナのやっかいなところは「誰が感染者なのかが見えない」ということ。
いたって健康体に見えるあの人が明日は感染者になっているかもしれない。
ひょっとしたら身近なあの人が明日は入院しているかもしれない。
もしかしたら自分もすでに感染しているかもしれない。
そういう何とも言えない気持ちになってしまいます。
そこで厚生労働省が推奨しているのが
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)
です。
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) とは
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)は、
お互いにわからない形で接触した可能性について
通知を受けられるアプリです。
【厚生労働省資料】
スマホのブルートゥース機能を利用して
1メートル以内に15分以上接触した人がコロナに罹患した場合、
陽性者との接触の可能性を通知して、
症状等に応じて検査の受信などを案内してくれる
という仕組み。
利用者は、陽性者と接触した可能性が分かることで、
検査の受診など保健所のサポートを早く受けることができるとのこと。
アプリでは電話番号や位置情報など、
個人を特定するような情報は記憶しないので
安心して使えそうです。
記録した情報は14日後に自動で消去。
みんなで使えばコロナ感染拡大防止に役立ちそうですね♪
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のダウンロード状況
さて気になるダウンロード数ですが、
2020年7月29日現在で912万件のダウンロード。
ん? 日本の人口は7月1日時点で 1億2596万人 だから・・・
912万 ÷ 1億2596万 =7.2%
たったの 7%!!
100人のうち7人しかダウンロードしてない。
公開から1か月が経過しているというのに
なんでこんなに広がらないんでしょう?
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) はなぜ広がらない?
まず考えられるのが国民への周知が上手くいってないこと。
けっこう多くの国民が、
「個人情報をとられちゃうう」
「どこでだれと会ったか知られてしまう」
という不安を持っているようです。
実際は先ほども触れたとおり、
個人を特定する情報や位置情報をとるような仕組みになっていない
にもかかわらずです。
この手のアプリは国民の60%以上が利用しないと効果が期待できない
と、アメリカの大学チームが発表しているのに、
現在たったの7%。
このほかにダウンロード数が伸びないことに
いろいろな原因があるんでしょうが、
実はボクもダウンロードしていません。
というかダウンロードできない。
ボクの持っているスマホはiPone5sで、つまり
型が古くてダウンロード可能なOSにアップグレードできない
ってことなんですね。
いやー、まいった。 笑
若い人は流行を追って最新に近いiPhoneを持っていたり
あたらしいandroidを持っていたりするんでしょうが、
わたしみたいなおじさんだと、経費節減の意味もあって
安いスマホしか買えません。 (苦笑)
当然型落ちの、それも何世代も前のモノになっちゃいます。
小っちゃくてズボンのポケットに入るので便利なんですがね。
こんな時、型落ち持ってると損しちゃいます。
当然ガラケーもアプリのダウンロードはできません。
スマホの普及率は2019年度で約81%。
ガラケーは約11%。
残り8%は携帯電話持ってません。
約20%はダウンロードさえできないってことです。
また、ボクの周りの高齢者などに聞いてみると、
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の存在を知らない人が結構多い。
ニュースでも盛んに新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)
の存在をアピールしてますけど、
高齢者になるとスマホは持っていても
「アプリって何?」
という状態の人が多いので、おそらくニュースを見ていながら
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)がどんなもので
コロナ対策にどう役立つのか、まったく認識できていない様子。
また、これは想像ですが
若い人たちは危機感が薄いってこと。
ニュースを見ていても
コロナに罹ってもたいしたことないと思っている
若者が結構多いようですね。
普及にはまだまだ時間がかかりそうです。
コメント