地方と首都圏の生活費の違い

お金の計算大学受験

我が子を大学に通わせるにあたっては、学費ばかりが気になりますが、
県外の大学を志望している場合、
学費よりもむしろ生活費の出費の方が大きくなる可能性が高いです。

地方と首都圏の生活費の違い

子供を大学に通わせようと思えば、学費はもちろん
現地で生活するための生活費がいくらかかるのかを考える必要があります。

我が家も子供を大学ぐらいは卒業させたいですし、
我々夫婦の老後の生活も考えなきゃなりませんから
しっかりとした試算が必要です。

都道府県物価水準(H28調査:全国平均100) 総務省統計局

福岡広島兵庫大阪東京
住居84.690.499.497.1132.3
食料95.8100.499.599.9103.4
光熱・水道104.2105.796.494.795.5
家具・家事用品98.796.6101.999.9103.8
交通・通信98.899.4100.7100.6104.8

東京は住居費が突出して高いですね。これは神奈川も同様です。

埼玉・千葉であれば多少住居費は下がりますが、それでも指数104とか105です。

家賃の違い

実際に住居費は高いのでしょうか。

さっきは指数で調べたのですが、大学付近の学生マンションを実際に調べてみると
物価指数よりもかなり差があるようです。

これは我が子を住まわせるとしたらと仮定しての私調べなので、
いわゆる統計データとは違うことをご容赦ください。

もちろん、どの地域も家賃に幅がありますので一概には言えませんが、
だいたい中央値をとったと考えください。

福岡広島兵庫大阪東京
住 居 費41,00045,00053,00060,00075,000
年間住居費492,000540,000636,000720,000900,000
4 年 計1,968,0002,160,0002,544,0002,880,0003,600,000
4 年 差 額+192,000+576,000+912,000+1,632,000

福岡に住むのか、東京に住むのかで、
家賃だけで4年で最大163万円もの差額が発生することになります。(怖)

ちなみに我が子は理系学部を志望していますから、
大学院まで6年間通う事を考えるとさらに差が広がります。

福岡広島兵庫大阪東京
住 居 費41,00045,00053,00060,00075,000
年間住居費492,000540,000636,000720,000900,000
6 年 計2,952,0003,240,0003,816,0004,320,0005,400,000
6 年 差 額+288,000+864,000+1,368,000+2,448,000

うわー。。。。。。。。
最大250万円も差が広がるのか。。。。。

これは単純に家賃だけの差額ですから、
入居の際に必要となる手付金や敷金・礼金・更新費などは別にかかります。

交通費の違い

では交通費はどうでしょうか。
これは一概に比較できない部分もあります。

なぜなら、たとえば九州であれば大学近くに住むことが可能で、
通学にあまりお金がかからないケースがあります。

逆に東京ではそうはいきません。
大学近くに住むということになると、家賃が高い。
当然少し離れた地域に住むことになります。
そうなれば通学費として電車賃やバス賃がかかってきます。

定期代に学割が適用されるでしょうが、それでも月に8,000円かかることもザラです。
この場合、年間通学費は96,000円です。

この出費は痛いですね。
また、遊びに行くとか、バイトに行くこともあるでしょうから
交通費は馬鹿になりません。

その他生活費の違い

先ほどの表をもう一度見てみましょう。
都道府県物価水準(H28調査:全国平均100) 総務省統計局

福岡広島兵庫大阪東京
住居84.690.499.497.1132.3
食料95.8100.499.599.9103.4
光熱・水道104.2105.796.494.795.5
家具・家事用品98.796.6101.999.9103.8
交通・通信98.899.4100.7100.6104.8

食費は関西・九州が安そうです。
水道・光熱費は都市圏の方が安い傾向にありますね。

どちらかというと食費の方が金額が大きいですから、
関西や地方の方が住みやすくていいかもしれません。

とはいえ、住みやすさで大学を選ぶわけではありませんから、
これらの数字を参考に、
我が子の大学生活にどのぐらいのお金が必要なのか
事前にしっかり把握して準備しておきたいものですね。

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