初代ロボット刑事 8マン

テレビアニメ

 

人造人間といえばキカイダーを思い出す人が多いだろう。

 

しかし、それよりもずっと前に人造人間が主人公だったテレビ番組がある。

それが8マン(エイトマン)だ。

 

 

エイトマン

 

8マン(エイトマン)は作家平井和正と漫画家桑田次郎の作品だ。テレビ放送は1963年から1964年にかけて全56話放送されていたから、当時2歳ぐらいだった僕にはほんとうにわずかな記憶しかない。

 

刑事・東八郎(あずま はちろう)が悪の罠にはまって殺されてしまい、その人格と記憶が科学者・谷方位(たに ほうい)博士によって電子頭脳に移植されたスーパーロボットが8マンだ。

8マンは警視庁捜査一課にある7個捜査班のいずれにも属しない8番目の男として活躍する。

 

普段は私立探偵・東八郎だが、ひとたび事件が起き、田中課長から要請を受けると8マンに変身し、数々の難事件・怪事件に立ち向かう。

 

鉄人28号の欠点がリモコン操作によるために操作する人間の善悪に左右されるというものだったが、その点を解消するために正義の心を持つ主人公の記憶を移植するというアイデアは画期的。

その代わりといってはなんだが、唯一の欠点として1日4本の強化剤(たばこ)を吸わなけらばならないという設定になっていた。

 

ロボットが刑事だという設定は、石森正太郎が生み出したロボット刑事Kよりもはやい。

 

8マンは光の速さで走ることができるのだが、オープニングシーンでは8マンの速さを表現するために下半身がほとんど映っていないので、子供たちは上半身を固定したまま足を小刻みに早く動かしては「8マン走り!」と叫んでは真似して遊んでいたものだ。

またタバコ型の強化剤を吸うシーンは当時ものすごく流行り、お菓子のシガレット型の固形ココアをくわえていたものだ。これは番組とのタイアップ商品だったらしい。

 

小説やドラマで何度もリメイクされているらしいが、ボクはよく知らない。

OVAで「エイトマンAFTER」という作品が1993年に作られているのを1度見たいと思っていたけれど、ずっと実現してないんだなあ。

 

エイトマンAFTER

 

 

 

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