AO入試説明会で教育格差を感じました。受験は金持ち有利な課金ゲーム

 

教育格差拡大を感じる出来事がありました。

先日、あるW田塾のAO入試説明会に参加しました。

我が子が今年受験生なので、
少しでも合格のチャンスを広げる情報を得ることができれば
と思って参加したのですが。。。。。

もちろん、塾が無料で開催してくれるので
最後はセールスが来ることは十分承知はしていましたけど、
夏の対策講座だけで40万円を超えると知って

これはダメだ。。。。

と、思わず心の中でつぶやいてしまいました。

 

我が家は決して裕福ではありませんし、
今でも可能な限り塾に行かせています。

 

なんたって本番は半年後ですからね。

親としてもがんばりどころです。

 

苦手な国語も短期の家庭教師を付けたりして
すでに家計はアップアップしています。

それに加えここからさらにAO対策40万とか。
夏休み後にもさらに40万とか。

もう無理ですわ。

 

一般入試どころかAO入試の土俵においても
お金をいくらでもかけられる裕福な家庭のご子息
戦っていかなければなりません。

 

受験も財力(お金)がものを言う時代ですね。

 

マンガ「ドラゴン桜2」でも
そのような今のご時世について語るくだりがあります。


そこで語られたのは、こんなことです。

日本の個人の金融資産25年5割増となり、
金持ちはさらに金持ちになっている。

 

逆に世帯当たりの平均所得は25年前に比べ2割減
(ここは実感するところですね)

 

親の所得の格差は子供の教育格差へ。

 

裕福な家庭の子供は有名進学塾で学び
有名私立一貫校に進むなど十分に教育費をかけられる。

 

一方、貧しい家庭では・・・・・

 

さらに大きな問題は格差の固定化

 

 

これにより貧困の連鎖社会の分断が起こり、
脱することのない閉塞感に包まれる。

 

この深刻な問題を解決する方法は逆転あるのみ。

 

つまり、
貧しい家庭の子供が一流大学に入って人生を変えること。

 

 

もちろん、一流大学に入ったからと言って
人生が変わるとは限らないけれど、

 

それでも変わるきっかけは他の進路より圧倒的に可能性は高い

 

アメリカでは本人の適性多角的に判定するのが正しいと
いう向きがあり、
日本においてもAO入試総合選抜などで取り入れられてきている。

しかし、アメリカでは多角的に判定した結果、格差が拡大している。

 

 

大学入学には学力だけでなく、
スポーツや芸術への取組地域の奉仕活動など
学校以外での活動評価の対象になるから。

 

 

入学に必要な項目を満たすためには
」と「時間」と「労力」がかかることになる。

 

 

結局は裕福な家庭の子供はますます有利になり、
貧しい家庭の子は進学を断念することになる。

 

 

それに比べれば日本一般入試全員平等一発勝負

 

最低でも教科書を中心にきちんと授業を受けていれば
合格点を取ることは可能。

 

努力点数に反映される公平な仕組みと言える。

 

アメリカのように
各家庭での課外活動評価の対象にならない
貧富の格差は小さい。

 

貧しい家庭の子供にも勝つチャンスはある。

とまあ、こういう内容です。

 

今回のAO入試説明会では
私はまさに同じことを強く感じました。

もちろん、書店でもAO入試関連書物など売っていますから

独学もできますし、学校でも先生から指導が受けられるでしょうから
まったく歯が立たないということもないかもしれません。

でもお金さえあればAO入試のプロから、
自分の強みの発見や、そのアピールの仕方、
申請シートの書き方、小論文対策まで徹底的に教えてもらえる。

自転車で走るのとバイクで走るぐらいの差がありそうです。

 

不満ばかり言っていても仕方ないですが、
そういう連中と戦っているということだけは
肝に銘じて合格にたどり着きたいですね!

 

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